効率的市場仮説を勉強して安心インデックス投資

皆さん、インデックス投資してますか、ゆーです。

本日は今までにも記事で出てきた概念である、効率的市場仮説について詳しく見ていきたいと思います。
これは、なんでインデックス投資って必要なんでしたっけ?という質問の答えの一つにもなると思います。
一緒に見ていきましょう!

効率的市場仮説の定義

それではまず、効率的市場仮説とは何かということについて見ていきたいと思います。

Efficient-market hypothesis の訳語であり、現時点での株式市場には利用可能なすべての新たな情報が直ちに織り込まれており、超過リターン(投資家が取るリスクに見合うリターンを超すリターン)を得ることはできず、株価の予測は不可能であるという学説である。将来の株価の値動きは過去の株価の値動きとは関係なくランダム(不規則)に変動するという、ランダム・ウォークを説明する考え方になるが、科学的に証明はされてはおらず、確からしいという仮説の域を出ていない。

効率的市場仮説によると、特定の手法によって儲かるような機会が放置されることはなく、価格変動の予測が困難である以上、たとえ専門的な知識や技術をもつファンドマネージャーが銘柄を独自選別するアクティブ運用型のファンドであっても、市場平均に勝つのは難しいということになる。効率的市場仮説の下、株価指数連動型インデックスファンドとETF(上場投資信託)が誕生し、目覚ましく普及してきた。

これに対し、効率的市場仮説では実体経済からみて株価が割高になるバブルの発生やその崩壊が説明できないとする批判が、特に行動ファイナンスの観点から根強くある。行動ファイナンス理論では、投資家は必ずしも合理的ではなく感情や心理状況に左右されるため、バブルの発生のように誤ったコンセンサスの均衡状態が続くことで企業業績などファンダメンタルズからの大幅乖離(かいり)も一定期間続く可能性があるとする。効率的市場仮説に反する事象をアノマリーと呼び、

低ボラティリティ運用の中長期のリターンがより価格変動リスクの高い市場平均を上回ったとする実証研究結果もある。

2013年のノーベル経済学賞は「株式や債券市場の短期的な動きを予測するのは無理だが、中長期的には予測可能性の余地がある」という見方のもと、効率的市場仮説を1960年代から中心的に提唱してきたユージン・ファーマ(Eugene Fama)氏と、効率的市場仮説に批判的立場の行動ファイナンス派ロバート・シラー(Robert Shiller)氏の米学者双方に与えられ、反響を呼んだ。
出典:野村證券

つまり一般的には文字通り、「市場は常に効率的に動いている」と考える理論です。

例えば、投資家は常に日々株式について過去のデータを駆使して研究を重ねています。
このため、もし本来の株式価値よりも安い株式があれば即座にそれを買い、割高になっている株は売却します。

そうすると、そのような売買が日々行われている株式市場には、いわゆる「放置された割安な株や極端な高値をつけている株はない」ということになります。

これが「市場は効率的である」という意味です。

理解を深めるためにすごく簡単なモデルを考えてみたいと思います。
株式市場や仮想通貨のし上で、価格はどのように決まるのかを思い出しましょう。

例えば、ビットコインをなるべく高く売りたい人と、ビットコインをなるべく安く買いたい人の提示する価格が、たまたま一致したときに、売買が成立して価格がきまります。

ある人がビットコインを150万円で売ろうとしていて、ある人が140万円で買おうとしているときには、まだ売買は成立しません。

売り手と買いてが少しずつ妥協していって、例えば売りたい人も145万円なら売ろう、買いたい人も145万円なら買おうとなったときにはじめて売買が成立して、ビットコインが145万円という価格に決まるわけです。

そして、株式市場も仮想通貨の市場も参加者の多くはプロです。

つまり、価格が決まる瞬間というのはプロの売り手が「こんなコインをこんな値段で買ってくれてラッキー!」と思っており、逆に別のプロの買い手が「こんな将来性があるコインをこんな安値で買えてラッキー」と思っているわけです。

しばらくすると、コインの価格は上がるか、あるいはさがります。
この時点でどちらかのプロの予測がハズレだったことが証明されます。
つまり、価格の決定メカニズムから考えると、2人のプロが売買を成立させたとき、必ずどちらかがハズレになるわけです。

このような市場の仕組みの中で、プロ同士が知恵を絞って一日に何度も壮絶な競争を繰り広げます。
もちろん、売り買いは皆さんが目にしているニュース以上の情報やそもそも皆さんの目に入らないような裏の情報まで考慮して判断されています。
その結果として仮想通貨の価格は常に割高とも割安ともいえない、絶妙な範囲のところでいつも決まっていきます。

価格がこのように常に「正しい価格」で取引されている状態を、ファイナンス用語で効率的といいます。

なぜ、投資のプロの株価予想や、専門家のビットコインの価格予想が当たらないのか。
それは投資のプロが無能だからではありません。

真実はその真逆です。

彼らは名門ビジネススクールや一流大学をトップの成績で卒業して、意欲と才能溢れる集団です。
その集団が試乗で壮絶な競争を繰り広げるため、市場は限りなく効率化していき、その結果、投資というゲームがコイン投げのように運だけが支配するゲームに限りなく近づいていくのです。

効率的市場仮説の3つの分類

  1. ウィーク型
    まず1つ目はウィーク型と呼ばれ、現在の株価には過去の株価情報がすべて織り込まれているという考え方です。
    よっていくら過去の株価を検証しても、すでに今日の株価にその価格が反映されているため、明日の株価を予想することはできないということです。
    ウィーク型は、専門家の間でも比較的その信憑性が認められている考え方です。
  2. セミストロング型
    2つ目はセミストロング型と呼ばれ、現在の株価には過去の株価情報だけではなく、売上や財務状況といったすべての公開情報が織り込まれているという考え方です。
    よって、仮に「誰も知らなかった新しい情報」が公開されれば、株価はそれを織り込む動きになります。
    セミストロング型は専門家の間で最も賛否両論となっている考え方です。
  3. ストロング型
    3つ目はストロング型と呼ばれ、誰も知らない新しい情報すらも株価は織り込んでいるという考え方です。
    ただ、このストロング型で考えると、そこにはいわゆる「インサイダー取引」が存在してしまうことになります。
    インサイダー取引とは、投資家が会社の内部情報を知る担当者などから未公開情報を聞き、その情報によって株式の売買を行うことです。
    これは違法行為です。よって、ストロング型は専門家の間では否定的な見解の多い考え方です。

そして上記のいずれを見ても、市場が効率的である限りは投資を行う際に「確実に儲けられる」という手法はないということになります。

そして最も優れた手法はリスクの最も少ないマーケットポートフォリオで運用するということになります。

仮想通貨の市場全体が常に緩やかに良くなっていくという前提さえあれば、マーケットリスクは軽減されることになるため、マーケットポートフォリオでリスク資産を運用することが最も正しい解となるということです。

世の中に出回っている、「投資の必勝法」などは原則として存在しないのだと考えるのが効率的市場仮説です。

では市場は完全に効率的なのか

と、ここまで見てきましたが、私は市場は「完全に」効率的ではないと思っています。

株の世界では今や90%以上がプロの投資家で構成されています。
仮想通貨はまだ大手証券会社が参入していないので、さすがにこれを超えてはいないと思いますが、古参のマイナー達が多くのコインを持っている状況を考えると程度の差はあれど状況に変わりはないです。

また、株では事前情報はインサイダーになりますが、仮想通貨はそのようなしっかりした規制もないため、株よりはインサイダー情報も価格に織り込まれている可能性は高いと考えています。

私は効率的市場仮は100%正しい、あるいは100%間違っているという分類をすべき概念ではないと思っています。
論じるべきは市場はどの程度効率的なのか。ということです。

バブルなどもありますし、事実実態と価格が乖離する瞬間は必ずあります。
また、個人投資家や初心者の投資家もいますので、その方々に勝てる確率は高いと思います。

ただし、そのようなチャンスはやはり少ないと言わざるを得ず、その少ないチャンスにあなたの貴重な時間を掛けるべきなのかと思います。

私は市場はある完全ではないまでもある程度効率的であり、またその効率具合は長期で見るほど実態とあってくると思っています。
これは以前の投稿のミスター・マーケットとミスター・バリューの話とも似ている話ですね。

ミスター・バリューは効率的市場で、ミスター・マーケットが機嫌を損ねて市場を荒らすけれども最後はミスター・バリューに軍配が上がります。

ミスター・マーケットとミスター・バリュー

2018.03.10

まとめ

さて、本日は効率的市場仮説という概念がどのようなものかについてまとめました。
また、これは完全に正しいとか完全に間違っているというものではなく、どの程度効率的かというのが重要であり、現在の市場はプロがほとんどを占める環境であり、またIT技術の発展により自動売買等の機械トレードが発達したことにより、以前にも増して効率的になってきている状況です。

このような状況で他人よりも優れた成績を上げるには、ギャンブルに出るしかなく、草コインに投資したり、1点買いすることにより市場よりも大きなリターンを得ることができる可能性が高まります。

ただし、一方で資産がゼロになってしまう可能性も高いので、やはりしっかり市場平均に連動した投資をすることで、リスクを最小化しつつ、リターンを最大化することが大事だと思います。

何度かお伝えしていますが、仮想通貨はインデックス投資であっても十分なリターンが望めるような市場です。
また、まだ法整備も整っておらず、手探りの状態ですし、プロダクトがないコインも多数あります。

そのため、草コインや時価総額が低いコインの価値というのはいつゼロになってもおかしくありません。
ギャンブルに参加するのではなく、しっかり長期的に市場に参加して資産を作っていければと思います。

それではまた次回!

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