プロとサルの運用成績に関する衝撃的な事実

皆さん、インデックス投資してますか、ゆーです。

前回の記事では個別投資がインデックスに勝てない決定的な理由を見ていきました。
ここの結論では、プロの投資家でもインデックスに勝つことはできない。
なぜならばインデックス自体がプロの投資家の集合であるから。という説明をしました。

では、今回はインデックスとプロではなく、インデックスとサルではどちらが運用成績がよいかという考察をしたいと思います。

前回の記事はこちら↓

個別投資がインデックスに勝てない決定的な理由

2018.03.05

プロ投資家はやっぱりインデックスに勝てない!

まず、投資のプロというと真っ先に思い浮かぶのがファンド・マネジャーです。
株の世界では銀行の窓口やインターネットを通じて誰でもファンド・マネジャーが運用する投資信託を購入することが可能です。

彼ら投資のプロ中のプロであるファンド・マネジャーは、さまざまな業界をリサーチするアナリストと協力して、今後、業績が伸びそうな会社を選び出します。

そして、市場で割安に放置されている会社を発掘して、顧客からの預かり資産を投資します。

また、彼らが所属する資産運用会社は、長年の実績と経験とコネクションなどあらゆるノウハウや情報を蓄積しています。

ここまで聞くと、投資の素人の方はまずはこのようにプロにお金を預ければ安心して資産運用ができると思いそうです。

餅は餅屋って知っていますか?
意味としては、何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということです。
また、上手とは言え素人では専門家にかなわないということのたとえ。

私の会社でも自分の専門外のコンサルティングの依頼があった場合は、よく知る専門家を社内で探してプロにアドバイスを仰ぎます。
同様に、引越しには引越し屋、受験勉強なら予備校、家の建築ならば建築家、料理作りは料理のプロと、あらゆる世界でプロにお金を払えば最良の結果が得られるように思います。

投資の世界でも投資のことは投資のプロに任せるというのが、まずは基本と考えられそうです。
ですが、ここでは話は終わりません。

投資の世界でもこれが通用するかというと、投資のプロの運用する投資信託の成績はボロボロです。
もちろん、良い成績も悪い成績もありますが、平均すると市場インデックスを下回っています

これは前回もデータを見ながらお伝えしましたが、今や様々な研究で証明されている事実です。

個別投資がインデックスに勝てない決定的な理由

2018.03.05

ではサルには勝てるのか

ではこのプロたちはサルには勝つことができるのでしょうか。

さすがにサルが株を購入することはできないので、サルが日経新聞の株式欄を見て「これ!」と指した銘柄を50個購入したとしましょう。

そうしてサルが選んだ50銘柄と、プロが選んだ50銘柄を比較した場合、プロとサルはどちらが勝利するのでしょうか。

衝撃的ですがプロ集団の運用成績を平均すると、サルが選んだ銘柄の方が投資効率がよいのです。

なぜこんなことを起こってしまうのでしょうか。

プロ集団がサルよりも頭が悪いというわけではありません。
プロ集団の実力は最悪でもサルと同じくらいのはずです。

ではなぜ平均するとサルよりも成績が悪いかというと、サルはせいぜいバナナで働きますが、投資のプロはかなり高い給料を払わないと働かないからです。

つまり、平均すると、プロに支払われる手数料とサルのバナナの金額の差額の分だけサルがプロに勝ちます。

投資のプロに支払われる給料は、ダイレクトに投資信託のコストとして跳ね返ってきます。
平均するとこのコストの分だけ、サルよりも運用成績が劣るのです。

なぜサルよりも上手に銘柄選択ができないかというのも改めて考えましょう。
これも今までに述べたように、市場というのはほとんどがプロ達で構成されています。

つまり、割安な株があったら放置されることはないですし、悪いニュースがあってそのまま高値で放置されるということもないのです。
即ち、そのある時点において基本的には常に適正な価格になっていると考えられるのです。

全ての株価が適正価格である限り、それを購入するには安い手数料の方がリターンがよいということでサルが選んだ銘柄を購入する方が、ファンド・マネジャーにお願いするよりもリターンがよいという結果になるのです。

こちらの記事でも述べていますが、手数料は少しでも少なくした方が全体のリターンが高まりますので、このケースでも下記の記事の内容が当てはまります。

手数料を支払うのをやめよ!!

2018.03.01

もう少し分かりやすい例で考えてみましょう。
下記の2つのケースで今回の事象を考えてみたいと思います。

ケース1. プロの投資家1万人とサル1匹
この市場はほほ100%がプロの投資家です。

そのため、日々変動する株価にはあらゆる情報が即時に反映され、日々絶え間なくその時点で適正と思われる株価で取引がされます。

こういった効率的な市場においては、あらゆる株価は基本的に適正な価格になっていると考えられますので、サルが銘柄を選択したとしても、サルは適正価格で購入ができます。

サルは適正価格で購入するためには、バナナを食べながら適当に銘柄選びをするだけですから、コストはバナナ代だけですが、プロは高い知能集団で高い手数料を徴収します。

したがって、このような市場においてはサルにバナナを与えて適正価格の株を勝ってもらうのが最適な戦略になります。

ケース2. プロの投資家50人とサル50匹
この市場は半分がプロ、半分がサルという市場です。

サルは企業情報を織り込んで売買をしませんから、サルが適当に購入した銘柄は価格が上がりすぎます。
それをプロが割高だ!と気付き売りさばきますよね。

反対に業績がいい銘柄もサルによって売られすぎますので、プロは底値で拾ってその銘柄は上昇をします。
長期間で見ると、どの程度の資金量で勝負をするかにもよりますが、ある程度の資金で勝負した場合、プロに軍配が上がるでしょう。

アマチュアがたくさんひしめく市場ではプロが圧倒的に有利であり、価格の乖離も多々発生します。
市場が効率的とは言い難いので、プロがアマチュアに勝つ可能性が飛躍的に上がります。

市場が効率的とは?

効率的市場仮説を勉強して安心インデックス投資

2018.03.13

つまり、投資をする際にプロに任せるかどうかはその市場がプロが大多数で構成されているのか、或いはアマチュアが大多数を占めているかで考える必要があります。

これを仮想通貨市場に当てはめると、これは私の仮説ですがMtGoxが破綻した2014年あたりまではアマチュアの市場だったのだと思います。
ただし、現在は大手銀行は参入していないまでも、大手ファンドが仮想通貨ファンドを立ち上げたり、創生期の人が多くの仮想通貨を握っていたり、ビットコイン先物が上場したりとプロの占める割合が非常に大きくなってきていると考えています。

したがって、今この仮想通貨に投資するにあたっては、やはりアマチュアのゲームではなく、プロのゲームと考えることが妥当だと考えています。

結論

今回はプロvsサルを例にとって、どちらが投資した方がリターンがよくなるかというのを見てきました。
結果はご覧いただいた通り、「サルが勝つ」という内容でした。

上で見た通り、市場参加者がサルばかりの場合は、プロのファンドマネージャーが負けることはありません(と信じたい)。
なぜならサルが適当に投資しているということは、その株価は適正な価格になっていないため、割安な株を購入すればプロが勝つ可能性が高いからです。

しかし、市場参加者の大多数は残念ながらサルではなく、プロです。
プロばかりの状況においては、プロ対プロの戦いですので基本的には株価は適正であり、インデックスよりよい投資成果がでるかどうかは運次第ということになります。
運次第ならば手数料が安い人(サル)にお願いしたほうがリターンはよくなるよね。というのが今回のお話でした。

仮想通貨市場も勃興したばかりの頃はプロがいないサルの市場だったかもしれません。
ただし、今はファンド・マネジャーや大手証券会社も参加しているプロの市場です。
また、ビットコイン先物が昨年上場するなど、まさしくプロがひしめく相場になっています。

このような状況の中でファンドに手数料を支払うことや、ご自身で売買を繰り返すことは非常に非合理な選択であると言わざるを得ません。
取引所や特定通貨を保持している方々はあなたに仮想通貨売買をたくさんしてもらうため、様々な魅力的な情報を流してきます。

そういった情報に流されることなく、プロもサルに負けるんだよな。ということを思い出してインデックス投資を進めてもらえればと思います。
それではまた次回!

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