仮想通貨と生存バイアス

皆さん、インデックス投資してますか、ゆーです。

突然ですが、生存バイアスってご存知ですか。
インデックス投資はもちろんのこと、投資全般で自分を律することが非常に重要になってきます。

自分を律するためのポイントとして、外の情報とどう付き合うかというのが非常に大切になってきます。
雑誌やTwitterを見ると流れてくる景気のよいメッセージ。

なんでおれだけ儲からないんだろう。。

こんな状況では生存バイアスが掛かっている可能性があります。
目の前にある情報を「あぁそうなんだ」で終わらせることなく、広い視点で俯瞰して見ることを教えてくれるので、ぜひこの機会に覚えましょう。

生存バイアスとは

脱落あるいは淘汰されていったサンプルが存在することを忘れてしまい、一部の「成功者」のサンプルのみに着目して間違った判断をしてしまうというバイアスのことを生存バイアスといいます。

また、一般的には「生存者バイアス」とも呼ばれることもあります。
バイアスって何?という方のために説明すると、バイアスには主に3つの意味があることが分かります。

1.「偏り」や「偏見」

2.「斜めに繊維が入っていること」や「斜めに切ること」

3.電子回路等に付加された「電圧」や「電流」「磁気」

バイアスは、英語にするとbias(バイアス)となり、その単語の意味として、「偏り」や「偏見」といった意味で使われることが多いです。

生存バイアスのバイアスが意味するのは、1つ目の「偏り」や「偏見」の意味として使われています。
そのため、生存したもの、生き残ったもの、勝者への「偏り」や「偏見」を持った考え方やそういう考えを持った人のことを表す言葉なのです。

言葉だけでは分かりづらいと思うので、具体例で説明していきましょう。

生存バイアスの具体例

プロスポーツ選手の平均年俸

プロスポーツ選手の平均年俸が高いことを理由に、子どもをプロスポーツ選手にしようと考えるケースを考えてみましょう。
高給を受け取るスター選手は、基本的に、厳しい生存競争を勝ち抜いた勝者ばかりです。
数年たっても芽が出ず、無名のまま去る若者のほうが多いことは容易に想像がつきます。

つまり、我々が目にしている選手は、それほどのスター選手でない場合でも、残っているというだけで、かなりのエリートなのです。
そのエリートの数字のみを見て、「平均的なプロスポーツ選手像」を描いてしまうのは、実態以上に物事を過大評価することにつながります。

FX

「FXや株で月に数十万稼いでます」なんてブログを見たとします。それを見て、僕にもできるかも!と思ってしまうこと。これはもう生存バイアスがかかってます。

FXや株で成功した人の裏には、泣く泣く何十万、何百万もの大金の損切りを余儀なくされた人がいたり、膨大な含み損を抱えている人がいます。また、結局何もできずに撤退したという人も無数にいるのです。

フォロワーが多い発信者だったり、雑誌に出ている方なんかは野球で言うならプロ野球選手のようなものです。
彼らは非常に狭き門をくぐり抜けてそこに立っているので、非常に大きな生存者バイアスが掛かっています。

株式投資

株式の顧客の声やデータなども典型的です。
証券会社は、マーケティングのツールとして、たとえば3年以上利用している顧客の平均リターンの数字を示すかもしれません。
その数字はおそらく、初心者には魅力的な数字に映るでしょう。

しかし、3年以上投資をしているという段階で、そこに強いスクリーニングがかかっているます。
株式投資はまだしもプラスサムになりえるが、早々に損をだして株を止めてしまった人のデータが抜け落ちてしまうため、長期顧客のデータだけ見るとプラスになってしまいます。

企業分析

企業分析やケーススタディなどを行う際にもこのバイアスには注意が必要です。
現在存在している企業だけを対象とすると、やはり生存バイアスの罠に落ちることになります。

現在存在している企業は、基本的に生き残った企業であるから、その中からどれだけ「参考になる失敗例」を抜き出しても、しょせん、「生き残った中での悪い例」にとどまるため、本質的に何が悪かったのかという点にまで到達しない可能性が高いです。
(特にベンチャー企業のスタディではこの点は非常に重要)。

体罰の肯定

「体罰はいいこと、効果があることだ!」と考える人は一定数います。
今の世の中甘い考えの若者が多いということを言う人もいます。
そういった人たちの中には、思考の過程でこの生存バイアスの罠に引っかかってしまった人がいます。

昔も体罰や教育の過程の過激なしごきで死んだ子供はたくさんいたはずです。
しかし、一方で、そういったしごきがあるにもかかわらず生き残った人たちも大勢います。
そういった生き残りが作った社会の中では、自然と「体罰をしても最悪の結末になることはない」と暗黙の了解になってしまうのです。

つまり、亡くなった方や辛い目にあって何も言えない発信ができない方よりも、生き残った方たちの方が発言機会が多いため、生き残った方の発言が強くなります。

粉ものは儲かる

ビジネスの世界にも生存バイアスは存在しています。
例えば、「粉ものは原価が安いから儲けやすい」といった成功者の言葉を信じて、お好み焼き屋を始める人も少なからずいます。

しかし、お好み焼き屋を経営して成功する人と失敗する人は必ず存在し、大半は失敗する人の方が多いのです。
なぜなら、「粉ものは儲かる」といった言葉を根拠に経営を始めるからです。

原価が安い根拠は何か?儲かるビジネスモデルはどんなものか?どうやって集客をすればいいのか?などを自分で考えることを飛び越して、見切り発車で始めてしまうから、失敗してしまうのです。

まとめ

今回は生存バイアスの意味するところとその具体例を見てきましたが、いかがだったでしょうか。
仮想通貨の世界はまさに生存バイアスが掛かりに掛かっている世界だと思っています。

常に目立つ人は出てきますが、そういった人々は生存している人たちのみなのです。
その後ろにどれだけの人が損をしているのかということも考えて投資をしてもらえればと思います。

具体的には、誰かが儲かっているという情報を流したとしても簡単にその情報には乗らないことです。
例えば5人の人がTwitterのタイムラインに「このコインが1週間で5倍、まだ間に合う!」と書いたとしましょう。

そうすると、5人の投稿を見ただけで全員が買っているかのような錯覚に陥ってしまったりします。
しかし、その裏には買っていない人もたくさんいますし、時価総額が低いコインであれば先行者が抜けた瞬間にカモにされるだけです。

多くの情報に触れれば触れるほど、生存者バイアスが強くなっていきます。
対処法としては、あまり多くの情報に流されすぎないことだと思います。

誰しも情報を見れば、バイアスが掛かると分かっていても多少なりともバイアスはかかってしまうものです。
バイアスが掛からないよう、自分を律すること、そして自分を律していてもバイアスは掛かるのであまり無駄な情報を見ないこと。
それを大切に投資を行っていければいいと思います。

あなたに取っての目的は仮想通貨に詳しくなることではないはずです。
時間を有効に活用し、仮想通貨でも利益を上げ人生を豊かにすることが目的のはずです。
生存者バイアスが掛かるような情報に踊らされ時間を失ったあげく、売り買いを繰り返して仮想通貨で損を出すなんてことだけはないようにご注意ください。

そのためにも、このブログで仮想通貨インデックス投資について勉強してもらればと思います。

それではまた次回!

↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
人気ブログランキングへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です